神姫プロジェクトのエロゲーム感想
『神姫プロジェクト』をプレイし始めた当初は、エラーが多いところも目立った。ただ、ブラウザゲーやスマホゲーではよくあることなので、仕方ないと流せるレベルだった。その後、安定はしたが、エラーが頻発する状態でイベントを決行するとは思わなかった。
エロゲームの導入であるチュートリアルは、エッチシーンも用意されており比較的丁寧に作られていた。この部分をしっかりと作ってあるゲームと、そうではないゲームで良作か駄作に分かれやすい。スタートダッシュの時点で少し怪しい雰囲気はあったが、グラフィックの良さがあるので、あまり気にせずプレイできていた。
ゲームシステムは、RPGなどでよく見られるSDキャラを使って、右に味方で左に敵を配置するものだ。バトル面に関してはターン制を採用しているので、とても分かりやすくなっていた。よくあるという評価はマイナスとして見られやすいが、安定感がある面白さを約束してくれるので、破綻しているところがあれば気にならない。この手のゲームは、新しさよりも分かりやすいことが重要だ。その点、神プロは合格と言える。
神姫PROJECTのことを語るなら、忘れてはいけないのがグラフィックの良さである。幻獣の演出は、他のゲームに比べても群を抜いて良いと言えるくらいなので、一見の価値あり。SSR幻獣には個別の演出が用意されていて、どれも見応えがある。
戦闘中のシステムとしては、攻撃をすると溜まるバーストゲージを使用したバーストチェインが重要である。これを使わなければ絶対に無理とまでは言わないが、上手く活用することで戦闘が楽になる。チェインを稼ぎ、大ダメージを与えつつボスを気絶させられれば爽快なので、多少無理をしてでもチェインは繋いだ方が良い。
神姫プロジェクトは、出ては消えていくブラウザゲーの中でも始まったばかりなので、まだまだ物足りないところはある。しかし、そこを埋められれば化ける可能性がある素材だ。初回プレイ時は不安定な動作もあって、大丈夫かと心配になったこともあったが、無課金でもしっかり楽しめるようになっている。ゲーム感想として厳しい目で見れば、突っ込みどころは出てくるが、それはどんなゲームにもあるところである。
無料で楽しめるゲームだが、もう一押しがあればガチャのために課金をしても良いと思えるところはさすがである。バグに関しても少しずつ改善はされているので、あれこれ言いながらも続けている。それくらいのポテンシャルがあるゲームだ。